UPDATE 1-不採算路線減便し中型機運休 第三極の立場は維持=スカイマーク

[東京 29日 ロイター] - 民事再生法の適用を申請したスカイマーク の井出隆司会長と有森正和社長は29日、都内の本社で会見し、再建策として、12の不採算路線の減便や収益悪化を招いた要因の1つである中型機A330の運休などを表明した。日本航空 、全日本空輸 との共同運航交渉は続けたいとする一方、同2社と一線を画す「第三極」としての立場を維持しながら再建をめざすとの考えも示した。

有森社長は、投資会社のインテグラル(東京・千代田区)に「コミットメントラインの設定をお願いしている」と述べ、当面の資金手当てができているとして「運航に支障が出ることはない」と説明した。融資額や実施時期については控えた。協議の最中だった日航、全日空との共同運航は「引き続き前向きにお願いしたい」と述べ、交渉を続ける意向を示した。

  有森社長は「今後、債権者やスポンサーとの相談になるが、第三極の立場を取っていきたい」との考えを示した。井出会長も「第三極としての立場で残れるような再建計画を立てる」と語り、「スカイマークがなくなれば航空運賃が上がる」と述べ、全日空など大手の傘下に入る可能性を否定した。

収益改善に向けて、運航本数は2月1日から1日あたり152便から128便(水曜は126便)に減らす。減便は新千歳―仙台、茨城など計12路線が対象となる。昨年導入したA330型機は座席数が多くコストがかかるため運航を2月に停止し、B737型機中心に切り替える。人員削減は行わない。

スカイマークは2月初旬に債権者集会を開き、大口債権者と再建計画の協議を始める予定。現時点でスポンサーに名乗りを上げているのはインテグラルのみで、有森社長は「航空会社からはまだない」と説明、「インテグラルをスポンサー候補の1つとして考えている」という。

大型機「A380」の購入中止に伴い、欧州航空機大手エアバスから支払いを求められている違約金7億ドル(約830億円)の減額交渉については、有森社長は今も「継続中」とし、「違約金に合理性はなく、理解してもらえるよう交渉を続けたい」と語った。ただ支払いが発生した場合、負債総額約710億円はさらに膨らみ、「財務基盤は悪化する」とも述べた。

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